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Neil Young - Heart of Gold + 感傷文


いろんな人のいろんな諸事情が、いろんな俺のいろんな諸事情を圧迫しつつ、同時にいろんな俺のいろんな諸事情が、いろんな人のいろんな諸事情を圧迫したりして、そんないろんな諸事情がいろいろ絡み合って、イチイチ整理するのも面倒なぐらいいろんな諸事情まみれの社会生活を生き抜くのは、いろんな意味でイロイロ面倒だよなあってことに異論など無い訳で、って要するに、俺は今、得体の知れない壁に頭をゴチゴチぶつけながら、訳も分からずいろいろと悩んでおるワケで、何かもういろんなことがどうでもよいよというすべてを諦めてしまったよな気持ちと、それでもまだゴチゴチと前に進もうとする気持ちが、俺の脳内で仲良くルームシェアしているというタチの悪い状況がこのところずっと続いているわけですが、皆さんはいかがお過ごし?
って、自分で自分が収拾つかないまま、上記全文をまとめて放り投げつつ、ニール・ヤングって絶対信じれるよなという着地点に落下するわけですが。

僕が初めてニール・ヤングを聴いたのは高校3年生の冬の終わりで、確か受験やら合格発表やらがすべて終わった頃だったと思う。その頃僕は、「嗚呼、僕も君もアイツもあのクソ野郎もみんな揃って、もうすぐこの生まれた街を出て行くのねん」などと一人勝手に感傷的な気分で毎日をタラタラと過ごしており、フラフラ近所や街の中を徘徊しては、周りの風景を眺めちゃあ、「ふう」などと感傷的な溜息をついているような、チンカス生活を送っておったのですが、そんな時、ふらりと立ち寄った市営の図書館でたまたま目に付いた「After the Gold Rush」を借りたのであります。
生まれて初めて聴いたニール・ヤングの曲は、温かくて寂しくて、その当時の僕の心境とバッチリぴったんこで、俺はそれを当時買ったばかりのMDプレイヤーで録音すると、むさぼるように聴きまくったわけです。
それから1ヶ月も経たないうちに僕は上京し、慣れない一人暮らしが始まったのだけど、家具もまだ揃わない殺風景な部屋で、ひとり飯を食うことが何だかとても慣れなくて、妙に寂しくてホームシック気味になっているころ、新しい街、新しい自分の街のレコード屋さんで「Harvest」を購入しました。殺風景な部屋で、ニール・ヤングを聴きつつ感傷的な気持ちで煙草をふかしているのは、寂しいながらも、とても心地の良いものでした。
ちょうどその時期に、友人のKから電話をもらいました。当時、彼は浪人中で、ひとり予備校の寮に入所したばかりであり、彼も同じように孤独と闘っておりました。今となっては笑い話だけれど、彼は本当に泣きそうな声で「ここは刑務所みたいだ」と言いました。
周りの友人たちが大学に入学していくなか、もう1年勉強を続けるという選択をし、それを実行するということは、とてもツラいことだったろうと思います。その他にも彼の家庭で大きな問題が起きたりして、大変な苦労を抱えながら、彼は一人で戦っていました。
そんな彼を元気付けようと、僕は自分の好きな音楽を74分のMDに詰め込んで、手紙を添えて送りました。もちろんニール・ヤングも入れました。確かそのMDの1曲目がこの"Heart of the Gold"だったと思います。今考えてみれば、邦題の"孤独の旅路”なんてシャレにもなってないような、痛いチョイスのような気がしますが、あの当時の俺の恥ずかしいぐらいの勝手な想い(というか思い込み)が現れているような気がして、実に阿呆です。
その後、彼が受験を終えるまで、俺はその時期その時期に好きだった音楽をMDに詰め込んでは彼に送り続けました。彼からも返事をもらいました。今こうして書いてみると明らかにDTが時に巻き起こす気味の悪い妄念行為そのものですが、その当時の僕にとっては、友情の為の崇高な行為だったんだろうなと思います。
今現在の俺には、そんなこっ恥ずかしい行為は出来ないでしょう。なんだかんだで、こんな俺でも大人になりました。でもその恥ずかしいぐらいのアホほどに直球な行動が、今になってみると、実はとても羨ましくも思えたりして。
きっと、僕は年をとったんだと思います。
それでも、まだあの時の感覚がまだ残ってるんじゃないだろうかと、まだ俺の中にあの18歳ぐらいの俺がどっかに住んでるんじゃねえかと、訳も分からず落ち込んだときには、俺ぁニール・ヤングを聴くんです。
ニール・ヤングはいつだって俺を支えてくれたから。
| music | comments(4) |
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コメント
はじめましてですが、良いと思うモノの好みが近いので、つぼに入りまくって過去のブログとかも見ちまったりなんだりしています。
心のエネル源充電さしてもらいました。
ありがとう!
| maii | 2008/03/16 10:47 PM |
ゆあうぇるかむ!
更新滞りまくりですが、また覗いてやってください。
| サ | 2008/03/22 7:58 PM |
Long time no see!
僕がニール・ヤングの『Harvest』を初めて聴いたのは結構遅くて、確か2003年の暮れだったと思う。実は、それまで僕が持っていたニール・ヤングのアルバムは、高校生の時に輸入盤セールで買った『Sleeps with Angels』だけだったから、当時の僕はニール・ヤングについてほとんど何も知らなかった、ということになる(今でもそうだけど)。『Harvest』はもちろん素晴らしかった。何度も繰り返して聴いたし、ギターでコピーした曲もある。でも、僕がニール・ヤングを本当に好きになったのは、ジム・ジャームッシュの撮った『イヤー・オブ・ザ・ホース』のおかげかもしれない。この映画の最後のほうでニール・ヤングが、でっかいロウソクを持ちながら「ライク・ア・ハリケーン」を歌っているところがあって(あったよね?)、その姿が何とも言えず微笑ましかった。……とかなんとか言いながら、ここで君がYoutubeから引っ張ってきてくれた「Heart of Gold」を聴くまで、もう随分とニール・ヤングは聴いていなかったんだよね。とにかく、何か一言伝えたかったのだけれど、うまく言えないのでニール・ヤングにまつわる僕の思い出(のようなもの)を書きました。
本当はこういうことが言いたかったのだろう。
「おそらく我々は19世紀のロシアにでも生まれるべきだったのかもしれない。僕がなんとか公爵で、君がなんとか伯爵で、二人で狩をしたり、決闘をしたり、恋のさやあてをしたり、形而上的な悩みを持ったり、黒海のほとりで夕焼けを見ながらビールを飲んだりするんだ。そして晩年には『なんとかの乱』に連座して二人でシベリアに流され、そこで死ぬんだ。こういうのって素敵だと思わないか?」
村上春樹 『羊をめぐる冒険』第五章 より抜粋。
| なんとか京 | 2008/03/25 7:47 PM |
ろんたいむのーしい!返事遅くなってごめん。
でも、嬉しいよ。久々だね。げんき?
去年、“久しぶりに会おう”なんて誘っておきながら、その後連絡出来ずに申し訳なかったです。
でも、ホントに、また“久しぶりに会おう”と俺はまたここで言いたいのだ。

君がくれた「イヤー・オブ・ザ・ホース」のビデオは今でも大事に持っているよ。(もちろん一緒にくれた「ラストワルツ」も!)
確かに、どでかいロウソクを両手で抱えてニール・ヤングは歌っていたよね。それはまるで初めて赤ちゃんを抱き上げたお爺さんのようで。
確か、その場面をビデオで観ながら、僕らは缶ビール片手に笑ってた記憶があるよ。
あれは大学の4年生頃だろうか。
懐かしいなあ。

あれからもうずいぶん経ってしまったような、同時に、つい昨日のことのような。

とにかくさ、また近いうちに会おうよ。
また一緒にさ、ビール片手に、くだらない話をたくさんしよう。


| さ | 2008/04/13 8:50 PM |
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