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Book Baton
今度は本のバトンを受け取りました。fromコロちゃん(サンキュウ)。
それではいくぜ。ひあうぃごー。

・部屋にある本棚の数
ひとつ。
引越しの際、あんまり読まない本は実家送りにしたので、今はスッキリしてます。

・最初に買った(読んだ)本
いないいないばあ
最初に読んだ本は、記憶があやふやなのでハッキリとは分からないけれど、たぶん「いないいないばぁ」。
母曰く、赤ん坊だった俺はこの絵本でバッキバキにアガってたらしいです。
自分で最初に買った本は、確か「Dr.スランプ アラレちゃん」の7巻。

・今読んでいる本
タイタンの妖女
タイタンの妖女
カート・ヴォネガット・ジュニア, 浅倉 久志

友人のS京くんに薦められたヴォネガットの作品。カナダ旅行中に「猫のゆりかご」を読んで、それがすごく面白かったので、どっぷりイってみようかと。

・よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本
トレインスポッティング
トレインスポッティング
アーヴィン ウェルシュ, Irvine Welsh, 池田 真紀子

高校時代のバイブル。映画もモチロン大好きだけど、小説の方がじわじわググッとくる。今までに何度も読み返してます。
高校生の時、レントン(映画版のユアン・マクレガー)に憧れて坊主頭にトライ(そして見事失敗)したこともありました。
僕はこういう短編がいくつも連なって長編になってるという形の小説が大好きで、このトレインスポッティングは、馬鹿馬鹿しくて笑える話やどうでも良い話、重たい話や悲しい話、それからジンとくるような泣ける話なんかがたくさん詰まっていて、一度はじめから通して読んだ後は、そんなかから自分の好きな話をパラパラと読むことができるので、暇な時なんかにはつい手にとって読んでしまう。
お気に入りはやっぱりスパッドがメインの話で、何度読んでもジワリとくる。
どんなに馬鹿騒ぎしても、底の方に漂ってる拭えない絶望感(って言葉は簡単に使うもんじゃないと思うのだけど)が滲み出てる感じと、それでも読み終えた後には、ほんの少しだけど光というか爽やかな感情が喚起される感じが、僕にはとても合ったのだなぁと思います。
ベグビーやシックボーイをはじめとする最低のクソヤロー達による最低のクソヤローっぷりに怯え、笑いましょう。

路上
路上
ジャック・ケルアック, 福田 稔

ハッキリ言って読みづらいです。意識による言葉の検閲を避け、無意識の領域を掘り起こそうとするケルアックのスタイルは、スピード重視、小説家というよりもタイピストだなんて言われたりもしてますが、そんな彼の文体に最初読んだ時は結構戸惑いました。
それでもツラツラツラーっと書かれた文章の中には、そこかしこにキラキラと光る一節が隠されていて、読み返す度にそんな一文に出会えるのはすごく素敵なことだと思うのです。
登場人物もギンズバーグやバロウズ(をモデルにした人々)など豪華。そしてなにより、主人公を放浪の旅へと導くキチ○イ天使ディーン・モリアーティ(モデルは友人のニール・キャサディ)がすごく魅力的。ぶかぶかのズボンにヨレヨレのシャツを着て、目ん玉をギラギラさせながら楽しいことをしゃぶりつくそうとする彼の生き様は、わがまま勝手な変態奇行を通り越して、どこか崇高にも思えてきます。
そんなディーンに影響を受けながら、主人公のサル・パラダイス(もちろんモデルはケルアック本人)は、たくさんの仲間と、散々大騒ぎしたり無茶したりするのだけど、サル(ケルアック)という人は、やっぱりどこか孤独な人、孤独を愛する人だったんじゃないかぁと僕は勝手に思うわけで、そんなどこか寂しい影のあるところが作品中にもポロポロと出てたりして、そんな瞬間の描写はとても切なくて美しくて、心にグッとくるのです。
「路上」はディーン(キャサディ)とサル(ケルアック)の別れでエンディングを迎えますが、その後、ニール・キャサディはメキシコの線路上で裸のまま死んでいるところを発見され、ケルアックは友人とも連絡をほとんど取らず孤独な晩年のうちに死んでいったそうです。
旅や青春っつう一瞬の(だからこそ眩しいくらいの)輝きと、それが一瞬であるが故の切なさ、そしてそれが終わってしまった後のどうしようもない寂しさ。すんげえ素晴らしいと思います、これ。

茄子 (1)
茄子 (1)
黒田 硫黄

僕の漫画オールタイムベストワン。こんな大好きな漫画に出会えた幸せ、プライスレス。ウム、ホント好き。
特に国重さんと有野くんによるくっつきそうでくっつかない男女の友情ストーリーが素晴らしい。キャッチボールしたり、一緒にゲームしたり、こういうのって分からない人には分からないんだろうなぁ。
いや、分からないのが駄目と言っているのではなくて、分からないことで愛だ恋だと前進していく方が素敵な場合もあるとのだ思うのだけど、この2人の妙な関係って愛だー恋だーに負けないくらいすごくキラキラした素敵なモノでもあるのだよねという。
でもひとつだけ言っておくと、そこに胸キュンしちまう俺は、なかなか彼女ができません。
これも困った。

小説 太宰治
小説 太宰治
檀 一雄

檀一雄による太宰治との「出会い〜青春・放蕩〜別れ」
檀一雄の作品は「火宅の人」「リツ子その愛・その死」と何度読み返しても、グワーっと魂を鷲掴みにされるような素晴らしいものばかりだけど、敢えてこの作品を選んだのは、ダメダメだけど力強くて格好良い、檀一雄の生き様の出発点というか誕生がここから見て取れるような気がしたからであります。
共に暗く鬱々としたものを心に抱えながら青春時代を過ごし、最後には死を選んでしまった“天才”太宰への複雑な想いと、それでも生きること、生き続けることを選んだ檀の“強さ”が胸に迫って涙ポロリ。
それから忘れちゃならないのが、太宰の女々しいダメっぷり。
川端康成へのパラノイアレターや、走れメロスのきっかけともなったといわれる熱海失踪事件など、酷過ぎて笑えるエピソードが満載ですが、なかでも爆笑できるのが中原中也にからまれる治ちゃんのエピソード。
「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって。全体、おめえは何の花が好きだい?」
まるで断崖から飛び降りるような思いつめた表情で、しかし甘ったるい、今にも泣き出しそうな声で、とぎれとぎれに太宰は云った。
「モ、モ、ノ、ハ、ナ」
云い終わって、例の愛情、不信、含羞、拒絶何とも云えないような、くしゃくしゃした悲しいうすら笑いを浮べながら、しばらくじっと、中原の顔を見つめていた。
「チェッ、だからおめえは」と中原の声が肝に顫うようだった。
この後、その場に居合わせた人達で乱闘になり、檀は何とか太宰の救援に立とうと闘いますが、当の治ちゃんはといえば、
トンズラぶっこいてます
そんな素敵過ぎる治ちゃんの武勇伝もたくさん読めて大満足の一冊。

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ジョン・M. マグレガー, John M. MacGregor, 小出 由紀子

僕がこの世で一番大好きなアーティスト(と言っていいのかは疑問だけど)。
友人も恋人も家族も持つことも無いまま、孤独のうちに死んでいったひきこもりの爺さんが、密室の中で描き続けた膨大な空想世界。その豊潤で狂った代替世界で生き続けた“天才作家”ダーガーと、他人から「クレイジー」と呼ばれ、奇異の目で蔑まれ、他者を渇望しながらも他者を恐れ、孤独な人生を生きた“人間”ダーガーの間に浮かぶ、胸が詰まるような葛藤と諦め。
ヘンリー・ダーガーとの出会いは僕の人生に馬鹿デカい影響を与えてくれました。彼をはじめとするアウトサイダー・アートについて書いた卒論は、出来はともかく、僕にとってとても大切なものに気付くキッカケになりました。ありがとうヘンリー。
自分がどちら側にいるかを確認して安心するための線引きほどくだらねえもんはねえんですよ。

・バトンを渡す相手5人の名前
個人的にとても気になるのが、
エックス橋のうるとらまりんさん。いつも優しいコメントをくださるうるとらまりんさん、独創的なセンスとナイスな文章に僕はいつもシビレっぱなしです。
THE BRADY PUNCH のみかこさん。こちらから勝手にリンクを貼らせていただいてるだけなのですが、みかこさんの書く文章はすげえ面白くて、大好きです(告白)。
parallelogramのslowさん。ミュージカルバトンも回してくださってたのですね、ありがとう。センスの良いオシャレボーイ(想像)であるslow君がどんな本を読んでいるのか気になります。

以上3名様、もし良かったらバトンを受け取ってみてはいただけないでしょか?面倒臭えなぁって場合はスルーしていただいて全然OKですので。恐縮しながらながらバトンを差し出してみます。
他2名は思いつかんのでパス。思いついたら追記するかも。
| book | comments(10) |
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コメント
タンキュー、タンキューサワミューラ。お見事。
お前のレビュー読んでて正直なんども何度もグッときたぜ。
バトンゾーンからトワイライトゾーンへワープ。
| コロ | 2005/06/30 11:58 PM |
あっ、ごめんなさい!29日のエントリーだけ見逃してましたぁー。
ちょっとだけ待ってて〜、へんてこな本棚だけど書いちゃいます(汗

私は映画しか見てないけど、トレインスポッティング大好きですよー。
>ほんの少しだけど光というか爽やかな感情が喚起される感じが
このほんの少しいうのが、いいですね。なんか、本も読んでみたくなっちゃいました。

檀 一雄さんも大好きな作家です。この本は読んでなかったんですけど、確か太宰治に心中しようと誘われて「いいよ!」なんて言って、ガス栓ひねったはいいけど失敗しちゃって、なんてあたりのむちゃくちゃぶりいいですよね。でも、死ななくってよかった。その後の人生がまた堪んないものね(w

ヘンリー・ダーガーも、またまた大好きです。
驚かされると同時に、忘れモノに気づかせてもらえるものね。それから、皆同じなんだって…
卒論、面白そうですね。機会があったら、ちょっとだけ教えて。

あっ、それからカナダ旅行、随分といいとこ連れてってもらったみたいですね。「いいぞー!」って思わず言っちゃいましたよ(w
それでは…
| うるとらまりん | 2005/07/01 12:38 AM |
茄子か。
茄子かこの野郎。
あー茄子かー。
いーよなー茄子はいーよー。
| k太郎 | 2005/07/01 1:02 PM |
コロちゃん、うるとらまりんさん、Kたろ君、
コメントサンキュウ、タンキュー、探求、探究。

>コロちゃん
バトン回してくれてありがとう。
自分が好きなモノについて書くこと、普段漠然と感じてる“好き”っていう感情を言葉で説明することってすごく難しくてさ(小説とか物語とかっていう言葉で書かれたものは特に難しくないかい?)、
だから面倒だなぁと回避してしまいがちなのだけど(少なくとも俺は)、今回コロちゃんがバトン回してくれたおかげで、良いキッカケになったというか、ここで簡単にでもまとめておくことで、自分も何かちょっとばかりスッキリできたというか。うん。いやいやどうもありがたう。
それにしても貴方は“好き”なキモチを言葉にするのがとても上手だよね。貴方の文章からは見栄とか変な雑音とかが入ってない、純粋な“好き”ってキモチがビリビリと伝わってきて、こっちは勝手にオホホと微笑んだりするのだな。

>うるとらまりんさん
バトン受け取ってくれたのですね。恐縮&感謝ッス。
檀一雄にヘンリー・ダーガーがお好きなんて、何かすげえ嬉しいです!と僕は勝手に喜んじゃいますヨ。
卒論につきましては、いつか自分の決心がついたら載っけてみたいと思っているのです。
ただ、何分自分のキモチをうおりゃーと過剰に乗っけてしまったため、教授にも半ば呆れられてしまった(「う〜ん。なかなか読ませるし、ダーガーのところなんて迫力があって面白いんだけど、論文としては穴だらけネ」だそうです。)デンジャラステキストになっておりますので、その辺はご了承下さい。
それからカナダ珍道中(特にストリップ)につきましては、自分でも「想定の範囲外」の異様なテンパり具合に、半ば落ち込みつつ、一方ではそんな自分に爆笑というか。
いやぁ、勉強になりました。ストリップ嬢の手厳しいレッスン。

>Kたろぴん
茄子だよこの野郎。
いーよな。すげえ好きだよー。
おみゃーのブックバトンも面白かったぜー。
ラ・アルカリアがやっぱり気になる。読みてえ。
| サワモラーノ | 2005/07/01 8:41 PM |
『いないないばぁ』が気になりみてみたら、上がる子と、
怖い〜って思う子がいるんだ!このくま気になる何考えるのか。。
| いときん | 2005/07/02 9:49 PM |
どもども。
時間かかりましたけど、書き終えましたよ〜。
あと、茄子いいですよね。
ものすごい、いいですよね。
でも持ってないんですよ。
近くの満喫がボクの図書館ですからん。
| slow | 2005/07/02 11:19 PM |
sawamura さん、ごめんなさーい!今うちのコメント欄にも書きましたけど、ハーモニー・コリン『クラックアップ』です。リンク間違えて付けてましたぁー。今自分でクリックして、気づきましたぁ。
パソコンの脇に本を並べて書いてたんですけど、リンクする時に間違えてしまいました。『クラックアップ』です。そこんとこヨロシクです!
| うるとらまりん | 2005/07/03 2:09 AM |
>いときん
ガキンチョの俺ぁ、この「いないいないばあ」でキャッキャキャッキャと大喜びだった模様。
昔っから単純だった模様。

>slow君
バトン受け取ってくれて、どうもありがとう。多謝恐縮デス。
茄子はですね、ものすごく良いですよ。うんうん。
こんな作品を一個でも作れたら、もう死んでもいいなと。
いや厳密には、死にたかねえですけれども、それぐらい良いなあと。

>うるとらまりんさん
おおおっぷ。了解です。「クラックアップ」っすね。
僕もコメントしときながら気付きませんでした。おおう。

| サワモラ | 2005/07/03 11:13 PM |
お久しぶり。『猫のゆりかご』面白かったでしょう?それに比べると『タイタンの妖女』はペースが緩くてちょっとまどろっこしいところがあるんだけど、それがいい意味で「溜め」になっているんだよね。なにせ結末がぶっ飛んでるからさ。もしもまだ読み終わっていなかったら楽しみにしててください。
『路上』はこのあいだ原文(ON THE ROAD)で読んでたんだけど、ちょうど半分まで読んだところで止まってます。ペーパーバックの裏表紙にバロウズのコメントが載っていて、それによると「『ON THE ROAD』は一兆のリーヴァイスと百万のエスプレッソ・マシーンの売上に貢献し、数えきれないほどたくさんの若者達を路上に送り出した」らしい。とにかく『路上』は読んでて気持ちいいよね。最初の方に出てくるBig Slim Hazardの少年時代のエピソードに、'Ma,I want to be a ho-bo someday'というセリフがあるんだけど、こういうのが頭にこびりついて離れない。僕もhoboになろうかしら。
そうそう。言うまでもなく『茄子』も最高。脱力と活力が絶妙に混ざり合っているあたりがたまらんのだよね。僕にこの漫画の存在を教えてくれたのはサワムラ君でしたね、ありがとう。それにしても、キャッチボール・フレンド、というのが素晴らしすぎる。
長文失礼、それではまた。
| S京 | 2005/07/09 12:32 AM |
おおおお。
S京くん久しぶり。コメントありがとう。
元気にやってるかい?

ヴォネガットすげえ良いよ。教えてくれてありがとう。
実はさ「タイタンの妖女」はもうすでに読み終わって、ここに載せようとエントリーを書いてたとこなんだ。
S京くんの言うとおり、「猫のゆりかご」の後に読んだからか、「タイタン」は読み始めのころはチトだるいなぁとか思ってて、でも全部読み終わってみると、それがホントにすごく効果的な「溜め」になっててさ、それであの結末でしょ?
僕は主人公がタイタンに到着してからの終盤はずっと泣きっ放し。
すげえ良いよね。何だかすごくブルブルとくるよね。
大好きだ、これ。
もちろん「猫のゆりかご」もすげえ好きだ。
次は「スローターハウス5」を読もうと思ってます。

それから、「路上」を原文で読んでるっちゃあすごいね。S京くんは結構色んな小説を原文で読んでるよね。かっけえじゃねえかい。
ボブ・ディランがさぁ、故郷を飛び出す時にジーンズのポケットにねじ込んでたのが「路上」のペーパーバックだったってエピソードがあってさ、僕にボブ・ディランを教えてくれたS京君がそれを読んでるっていうとさ、勝手になんかこう、「おおお」とテンションが上がったりするわけで。
'Ma,I want to be a ho-bo someday'かぁ。
俺もhoboになりてえ。
| サワムラ | 2005/07/11 9:17 PM |
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火宅の人
一人の小説家の堕落人生を描く官能映画で、あんまり僕は好きじゃないんだよな・・なんと言いますか、得るものが無くて・・・。ただ、煩悩に振り回されて、だらしないだけの男を描いただけじゃん?
| 映画や本を淡々と語る | 2007/05/31 12:26 PM |
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